JOURNAL

フェリチンと筋肉の、意外と知られていない深い関係

「最近、筋力が落ちた気がする」
「運動しても疲れやすい」
「筋トレしているのに、全然成果が出ない」

それ、年齢や運動不足だけが原因だと思っていませんか?

実はその裏に、
フェリチン(体内の鉄の貯蔵量)不足が隠れているケースは少なくありません。


筋肉は「鉄がないと動かない」

筋肉というと
「たんぱく質が大事」
というイメージが強いですが、実はそれだけでは不十分です。

筋肉が動くためには、

  • 酸素を取り込む
  • エネルギー(ATP)を作る
  • 神経からの指令を受け取る

これらすべてが必要で、
その中心にあるのが鉄です。


フェリチンが筋肉に関わる3つの理由

① 酸素を筋肉に届ける役割

鉄は、酸素を運ぶヘモグロビンの材料。
そしてフェリチンは、その鉄のストックです。

フェリチンが低いと、

  • 筋肉に十分な酸素が届かない
  • すぐに息が上がる
  • 持久力が落ちる

結果として
「筋肉があるのに、使えない状態」になります。


② エネルギー産生に直結している

筋肉が動くエネルギー(ATP)は、
ミトコンドリアで作られます。

そしてこのミトコンドリア酵素の多くは
鉄を必要とします。

フェリチン不足=鉄不足になると、

  • ATPが作れない
  • 力が出ない
  • 回復が遅い

👉 筋トレしても“燃料切れ”状態

これが
「頑張っているのに成果が出ない」正体です。


③ 神経と筋肉の連携が乱れる

筋肉は、神経からの電気信号で動いています。
鉄はこの神経伝達にも不可欠。

フェリチンが低いと、

  • 力が入りにくい
  • 反応が鈍い
  • 筋肉がこわばる
  • つりやすい

といった機能的な不調が起こります。


フェリチン不足だと「筋肉がつかない」理由

ここが重要です。

いくら

  • たんぱく質を摂っても
  • 筋トレをしても

フェリチンが低いと、

  • 筋合成が進まない
  • 回復が追いつかない
  • オーバートレーニングになりやすい

つまり、

👉 材料はあるのに、工場が動いていない状態

特に女性や、
ダイエット経験がある人、
有酸素運動が多い人は要注意です。


年齢とともに「筋力が落ちる」本当の理由

「40代から筋肉が落ちる」
これはよく言われますが、
実際にはこうです。

  • フェリチンが徐々に減っている
  • 吸収力・回復力が落ちている
  • 慢性疲労で運動量が減る

結果として
筋肉を維持する環境が崩れている

年齢そのものより、
体内の鉄の余力が大きく影響しています。


筋肉のために、まずフェリチンを知る

筋肉をつけたい
疲れにくい体になりたい
動ける体を長く保ちたい

その第一歩は、

「どれくらい鉄を“貯金”できているか」を知ること

筋肉は、
気合ではなく、環境で決まるからです。


フェリチンは「筋トレの土台」

  • フェリチンが足りている
    → 酸素が届く
    → エネルギーが作れる
    → 神経と筋肉が連動する

この土台があって、初めて
トレーニングも、栄養も、成果に変わります。


まとめ

  • フェリチンは筋肉のエネルギー・酸素・神経すべてに関与
  • フェリチン不足は「筋肉が使えない・育たない」原因になる
  • 年齢よりも、鉄の貯蔵量が筋力低下に影響する
  • 筋トレ・運動の前に、フェリチンを知ることが重要

人気記事

1

筋肉コンディションが悪い。 疲れが抜けない。 トレーニングしているのに、思ったように伸びない。 怪我が多い。 こうした悩みを抱えるアスリートは少なくありません。 多くの場合、原因は 「トレーニング不足 ...

2

筋肉のパフォーマンスというと、多くの人が「トレーニング量」「筋力」「フォーム」を思い浮かべます。 しかし実際の現場では、同じ練習をしているのに、伸びる人と怪我を繰り返す人がいるという現象が起きます。 ...

3

多くの人は、「集中できない」「踏ん張れない」「回復が遅い」と感じたとき、意志力・努力・能力不足を疑います。 しかし実際には、出力を制限しているのは“栄養状態”であることが非常に多い。 パフォーマンスと ...

-JOURNAL
-, , ,