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練習量を落とさずに中性脂肪(TG)を安定させる考え方― 速さを失わず、壊れないために ―

君のTGは500超
これは「練習しすぎだから休め」という話じゃない。

むしろ逆だ。

👉 このレベルのTGが出るのは、
練習量が多く、出力が高い証拠

だから今回は、
**練習量を落とさずにTGを安定させる“考え方”**を話す。

① TGは「食べた量」じゃなく「燃料の渋滞」

まず大前提。

TGが高い=
❌ 脂っこい物を食べすぎ
エネルギーが“使われる前に溢れた”

君の場合、

  • 強度の高い練習
  • 糖を大量に入れる
  • でも
  • 使うタイミングと流す設計がズレている

結果、
燃料が血液中で渋滞してTGになる。

② TGを下げる=出力を落とす、ではない

よくある失敗がこれ👇

甘い物や炭水化物を減らす
→ 体重が落ちる
→ 球速も落ちる
→ 結局戻す
→ TGも戻る

これは
「量」だけをいじった失敗例

大事なのは
👉 “量”より“流れ”

③ 考え方の核心:

「入れる → 使う → 流す」を切り分ける

① 入れる(=食べる)

  • 練習前・中・直後はOK
  • ただし
    “ダラダラ入れ続けない”

👉 練習が終わったら、
糖は一度ストップ

② 使う(=爆発力)

これは君の得意分野。

  • 短時間
  • 高強度
  • 一気に出す

ここはいじらない
落とさない。
君の武器だから。

③ 流す(=ここが一番大事)

TGが高い人は、ここが弱い。

  • 軽い有酸素
  • クールダウン
  • 血流を作る時間

👉 これは“練習”じゃなく“後処理”

10〜20分でいい。
でも毎回

④ 練習量を落とさずTGを安定させる3原則

原則①

高強度の後に、必ず低強度を入れる

  • 投げる
  • 持ち上げる
  • そのあと
  • 歩く・回す・ゆっくり動く

👉 これだけで
TGは血液に溜まりにくくなる

原則②

「夜は燃やさない時間」と決める

夜に

  • 甘い物
  • スポドリ
  • 間食

これが続くと、
TGは慢性化する。

👉 夜は
回復に使う時間

原則③

TGを50にしようとしない

目標はこれ👇

  • 50 → 逆に出力落ちる
  • 100前後で安定 → 理想

TGは
下げるものじゃない
暴れさせないもの

⑤ TGが安定し始めると、体に何が起きるか

順番がある。

  1. 朝の重さが減る
  2. 練習後の抜けが良くなる
  3. 張りが翌日に残りにくくなる
  4. 怪我の間隔が空く

👉 球速は、最後まで落ちない

⑥ 再検査で見るべきポイント

次に血を取る時、
見るのはTGだけじゃない。

  • TGが
    • 500超 → 300台 → 200台
  • HDLが少し上がる
  • BUNが下がる

👉 この3つが動いたら、
方向は完全に合ってる

⑦ 最後に

もう一度言う。

君のTG 500超は、

  • 弱さじゃない
  • サボりでもない
  • 才能の裏返し

ただし、

👉 扱い方を知らないと、
才能が先に壊れる。

練習量は落とさなくていい。
燃料の流し方だけ、覚えればいい。


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